Smells like teen spirit 歌詞
Load up on guns, bring your friends
銃を大量に集めて、友達も連れておいで
It’s fun to lose and to pretend
負けるのも、振りをするのも楽しい
She’s over-bored and self-assured
彼女は極端(退屈過ぎて)で強気
Oh no, I know a dirty word
いや、僕はだめだ、汚い言葉を使っちまった
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello
こんにちは 最低
With the lights out, it’s less dangerous
明かりを消せば、危険が減る
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
I feel stupid and contagious
俺バカみたい、感染るかもしれない
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
A mulatto, an albino, a mosquito, my libido
混血、アルビノ、蚊、性欲
Yeah, hey
I’m worse at what I do best
ベストを尽くしても全然だめ
And for this gift I feel blessed
この才能には恵まれている気分だ
Our little group has always been
この小さな仲間のグループは今までも
And always will until the end
そしてこれからも、最後までずっと一緒だ
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello
こんにちは 最低
With the lights out, it’s less dangerous
明かりを消せば、危険が減る
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
I feel stupid and contagious
俺バカみたい、感染るかもしれない
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
A mulatto, an albino, a mosquito, my libido
混血、アルビノ、蚊、俺の性欲
Yeah, hey
And I forget just why I taste
なんで薬にハマったのかさえ忘れちまった
Oh yeah, I guess it makes me smile
あ、そうか、笑わしてくれるからだった
I found it hard, it was hard to find
辛かったし、見つけにくかった
Oh well, whatever, never mind
まあ、どっちでもいいわ
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello, how low
こんにちは 最低
Hello, hello, hello
こんにちは 最低
With the lights out, it’s less dangerous
明かりを消せば、危険が減る
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
I feel stupid and contagious
俺バカみたい、感染るかもしれない
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
A mulatto, an albino, a mosquito, my libido
混血、アルビノ、蚊、俺の性欲
A denial,
拒否
スメルズライクティーンスピリット 意味
今日はSmells Like Teen Spiritについて話したいと思います。ネットですでに存在しているSmells Like Teen Spiritの和訳を見ましたが、どれもいいところと悪いところがあって、かなり間違っているのも多いと思いました。
僕は12歳流行った曲でもう何百回聞いている曲ですけど、歌詞の方は何となく格好いいと思いながら聞いていましたがはっきり言って、カートコベーン叫びながら歌っている感じもあって、何を言っているかそこまで聞き取れずにそのまで意識していなかったです。
だから今回結構徹底して調べて、いろんな面白いことが分かりました。
まずはちょっと意識して聴くと非常に言葉遊びに満ちた歌ではあることが分かります。言葉の意味というより、言葉の音、響き、語呂といったものを重視していると思います。単語の音ををひねて、しゃれを使って言葉を楽しむ歌だと思います。まあ、この時期バンドグランジュとか、パンク、alternative、などは結構暗い感じの音楽が多くて、「楽しむ」という言い方があまり相応しくないかもしれません。むしろ、こういう風に言葉をひねてより皮肉的でうんざりしている気持ちを表しているように思います。言っていることより、言い方に重点をおくことによって、自分は社会、あるいは自分自身、にどれだけ憎みをいただいているかがよく伝わります。
まずは題名から考えていきます。
スメルズライクティーンスピリット 意味 – タイトル
Smells Like Teen Spirit というタイトル非常に響きが変でタイトルらしくないタイトルですね。主語がないような、どこか文法的に何かが欠けているような、作りかけているような題名です。しかも、この文章は歌詞自体にどこにも出て来ない言葉で本体の歌詞と無関係と言ってもいいだと思います。
この題名はどこから来ているかというともともとTeen Spiritというデオドランド剤があります。当時のその商品のCMもここで見れます。
この宣伝文句を日本語「10代の魂のような匂い」という風に訳せます。でも英語の「スピリット」という単語がかなり広く、いろんな意味、ニュアンスが含まれていて、「心」「精神」と訳して、「若者の心の香り」と訳した方が意味合いが伝わるではないかと思います。
さあ、この宣伝の言葉なぜこのパンクの代表的な歌の題になったのか。
当時はカートがトビビエール、Bikini KillというRiot Grrl Punkの代表的なバンドのドラマーと付き合っていて、トビビエールはそのTeen Spiritというでデオドランド剤を使っていたらしいです。それである日Bikini KillのKathleen Hannaとトビビエールが女性の健康所を名乗った、右翼的で中絶の治療を受けようとしている女性を悪いことをしている気持ちを持たせようとしているような施設に行って色んな抗議的な落書きをしたらしいです。その後、皆でカートのアパートに行ってお酒を飲んだり、遊んだり暴れたりして、その間Kathleenが壁にKurt Smells Like Teen Spirit「カートはTeen Spiritの香りをしている」と書きました。
カート自身によると、カートはそのdeoderantのこと全然知らなくて、そのdeodarantのことを知ったのは曲が出た数ヶ月後のことです。だからその壁に書いてあったの、カートは宣伝文句を意識した、からかうような、「カートはTeen Spiritの香りをしている」という風に聞こえずに「カートは青春精神の香りしている」のように聞こえたのです。で、それはカートには、その日の背景もあって、どこか革命的な感じで聞こえてなんとなく気に入ったようです。
面白いことにはその数週間後にKathleenにわざわざ電話して「この言葉を歌詞に使ってもいいですか」と聞きました。
つまりにこの題名は言ったら引用の引用の引用のようなものです。
さあ、歌詞の実際の中身はどんなものでしょうか。
スメルズライクグリーンスピリット 意味
全体の意味としては、あまりはっきり一言で言い切れるようなものではないですが、この歌詞が出来る直前別れたトビビエールさんへの思いとか、カートが見た周りの人への思いとかが含まれていると言えるでしょう。特に彼が嫌っていた大衆のメインストリーム、主流文化の人への思いが浮き彫りになっています。凄い皮肉的なことにカートがバカにしている人たちが最終的にこの歌を大好きになって歌ったり、踊ったりすることになってしまいました。
その現象はカートにとって不思議で悔しい気持ちにさしたにちがいありません。
smells like teen spirit 和訳
じゃこの曲の一行一行を見ていきましょう。
Load up on guns, bring your friends
この一行のいろんな訳を見ましたがほとんどの人はLoad up on guns「銃に弾を詰めて」で訳してます。でもこれは間違っています。Load up the gunsだったらそういう意味でいいんですがLoad up on gunsはまったく違う意味です。Load up onというのは何かを「積み重ねる」とか「いっぱい持つ」とか「大量に持っていく」とかの意味です。だから「銃に弾を詰めて」という意味じゃなくて「一杯銃を持って」という意味になります。でもこれは一つの言葉遊びにもなりますね。この文章を訳している人皆間違って訳すぐらいLoad up the guns「銃に弾を詰めて」というのと似ています。次のbring your friendsに合わすと「一杯銃を持って、友達連れて来い」という意味になります。ひょっとしてアメリカ大衆の銃を好む意識をからかっているではないでしょうか。
Load up on guns, bring your friends
銃を詰め込んで、友達も連れて
It’s fun to lose and to pretend
失敗するのも振りをするのも楽しい
多分ここはそこまで深い意味とかないと思いますがこの時代の流行りとか皆の気持ちによくあった一行だと思います。「負ける、失敗するのは楽しいでしょう」皮肉に満ちた言葉が多かったですね。BeckのI’m a loser baby, so why don’t you kill meとか、RadioheadのI’m a creepとかBilly Corganのよく着ていたゼロのシャツも思い出します。
次は
She’s over-bored and self-assured
彼女は極端(退屈過ぎて)で強気
これも言葉のしゃれになります。Overboardというのは2つの意味があって、「船の外」すなわち「極端」という意味とーを引いてOver-bored「退屈」し過ぎてという意味になります。self-assuredという単語も合わして
彼女は極端(退屈過ぎて)で強気
あるいは
彼女は退屈し過ぎで強気
という2つの意味になります。「彼女」というのは最近別れたトビビエールではないですかね。
Oh no, I know a dirty word
いや、僕はだめだ、汚い言葉を使っちまった
これも意味というより音を楽しでいますね。紙でOh noとI knowを読んだらまったく違うように見えるけど実際これを発音すると凄く似ています。
一行の意味として
「いや、僕はだめだ、汚い言葉を使って」というような意味になりますがDirty wordのwordは先の一行が終わるassuredと韻を踏んでいますね。
Hello, hello, hello, how low
こんにちは・最低
この一行でどれだけ言葉のシャレ、遊び心で使っているか一番よく分かるではないでしょうか。Helloという非常に単純で肯定的な挨拶の言葉と音的にほとんど変わらないけど意味的正反対と言ってもいいぐらい全然違うhow lowをかけています。
Hello, hello, hello, how low
意味としては「こんにちは最低」になります。
Hello, hello, hello, how low
Hello, hello, hello
With the lights out, it’s less dangerous
明かりを消せば、危険が減る
これは何を指しているか分かりませんが、頭に浮かぶのは、やっぱり性行為、あるいはパーテイかクラブが暗くしているところです。特定せずにいろんな場面でくらくしていると恥ずかしがらないことが多いです。
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
これはカート本人が述べている言葉があって割とはっきりしています。カートが招待されたパーテイに言った時の決り文句らしいです。
「さぁやって来た、楽しませてくれ。」なんて嫌な感じの客でしょう。
I feel stupid and contagious
バカで感染る感じはしている。
バカって感染するものかどうか分かりません。カートが自分に対しての劣等感があるようで「こんな愚かな俺がこんなに大物として立てられてもいいのか」という気持ちが込めているかもしれません。
Here we are now, entertain us
さぁやって来た、楽しませてくれ。
A mulatto, an albino, a mosquito, my libido
混血、アルビノ、蚊、俺の性欲
この一行は多分結構適当に似たような音で終わっている単語をその場で連想して書いていると思います。一番最初にくるmulattoという単語はかなりむずらしい単語で僕は意味知りませんでした。調べると「混血」という意味でやや人種差別的な意味で使われることが多いらしいです。だから使われなくなって僕はほぼ聞いて事ないほど珍しくなっているでしょう。
Albinoを日本語に訳せば「白化個体」になるらしいです。でも多分ほとんど日本語のままにすると思います「アルビノ」。要するに時々いるものすごく肌などが真っ白の人のことですね。
Mulattoもalbionも色と関係していますね。歌詞を作っているときに音と意味何らかの繋がりがあってカートさんが思いついたでしょうか。
次のmosquitoはあまり意味的繋がっていると思わないです。これは音だけで繋がっていると思います。最後に来るlibido「性欲」も同様でしょう。
でも四つの単語を並べると全体的に不思議な感じをして面白いですね。
I’m worse at what I do best
ベストを尽くしても全然だめ
And for this gift I feel blessed
この才能には恵まれている気分だ
多分これはカートさんの劣等感を表す言葉で「自分が一番よく出来ていることでも、他の人の方が上手にやっている」という意味だと思います。それでも一応「この才能には恵まれている気分だ」と言う風な複雑な思いですね。
Our little group has always been
この小さな仲間のグループは今までも
And always will until the end
そしてこれからも、最後までずっと一緒だ
ここで言う「小さな仲間のグループ」はあの辺の「格好いい」やつらの連中のことでしょうか。あるいはNirvanaという小さいグループのことでしょうか。どっちもかもしれません。。。
And I forget just why I taste
なんで薬にハマったのかさえ忘れちまった
Oh yeah, I guess it makes me smile
あ、そうか、笑わしてくれるからだった
ここは日本人が一番 誤解してきたところかもしれません。
Tasteというのは俗語的な言い方で「薬」「麻薬」を飲む・するという意味になります。「何のためにこんな薬を使っていだっけ」という気持ちを表す文章です。
I found it hard, it was hard to find
辛かったし、見つけにくかった
Oh well, whatever, never mind
まあ、どっちでもいいわ
個人的これは僕の一番好きなところです。I found it hardの順番を裏返すことで it was hard to findが出来て格好良く「虚しい」気持ちを表していると思います。
Oh well, whatever, never mind
まあ、どっちでもいいわ
さっき言った「虚しい」の一行に韻を踏んでOh well, whatever, never mindというので上手いこと纏まりつけていると思います。Nevermindは、皆と通知の通り、アルバムタイトルになりました。ここでいうnevermindは「気にしなくていい」という普通の意味があれば「マインド・頭・精神 が存在していない」という風にも解釈出来ると思います。
以上、smells like teen spirit 歌詞 和訳でした。皆気に入ってくれたでしょうか。間違っているところあるでしょうか。何かお考えがあるでしょうか。ぜひ教えて下さい。
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Who is behind this site?
I’m Peter Joseph Head. I lived in Japan for four years as a student at Kyoto City University of the Arts doing a Masters Degree, have toured the country six times playing music and speak Japanese (JLPT N1). I’ve written songs in Japanese and have released several albums through Tokyo label Majikick Records. You can hear my music at my bandcamp page:
ピータージョセフヘッドです。4年間京都市立芸大の大学院として日本に住み、6回日本で音楽ツアーをし、日本語能力試験で1級を取得しました。要するに日本好きです。
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