fbpx

There is a light that never goes out 和訳・意味・解説

The Smiths – There is a light that never goes out 和訳

ずっと消えない光がある

Take me out tonight

今夜僕を連れ出してよ

Where there’s music and there’s people

音楽があってたくさん人がいるところに

And they’re young and alive

若くて活き活きしている人がいるところに

Driving in your car

あなたの車に乗ってる時

I never, never want to go home

絶対家になんか帰りたくない

Because I haven’t got one anymore

僕にそんなところはもうないから

Take me out tonight

今夜僕を連れ出してよ

Because I want to see people

だって人を見たいし

And I want to see life

生きているものを見たい

Driving in your car

あなたの車に乗ってる時

Oh, please don’t drop me home

お願いだから家に送ったりしないで

Because it’s not my home, it’s their home

あれは僕の家じゃなくて、奴らの家

And I’m welcome no more

もう僕を迎え入れてはくれない

And if a double-decker bus

もし二階建てバスが

Crashes into us

僕らに衝突してきたとしたら

To die by your side

あなたのそばで死ねるなら

Is such a heavenly way to die

この上ない死に方だ

And if a ten ton truck

10トントラックが

Kills the both of us

僕ら二人を轢き殺しても

To die by your side

あなたのそばで死ねるなら

Well, the pleasure, the privilege is mine

それはありがたく光栄なこと

Take me out tonight

今夜僕を連れ出してよ

Take me anywhere, I don’t care

どこでもいいから連れてって どこでも構わない

I don’t care, I don’t care

構わない、構わない

And in the darkened underpass

暗がりのガード下で

I thought, “Oh God, my chance has come at last”

ああ神様、ついにぼくのチャンスが来たぞと思った

But then a strange fear gripped me

だけどすぐに変な恐怖に囚われ

And I just couldn’t ask

聞きたいことが聞けなかった

Take me out tonight

今夜僕を連れ出してよ

Take me anywhere, I don’t care

どこでもいいから連れてって どこでも構わない

I don’t care, I don’t care

構わない、構わない

Driving in your car

あなたの車に乗ってる時

I never, never want to go home

絶対家になんか帰りたくない

Because I haven’t got one anymore

僕にそんなところはもうないから

And if a double-decker bus

もし二階建てバスが

Crashes into us

僕らに衝突してきたとしたら

To die by your side

あなたのそばで死ねるなら

Is such a heavenly way to die

この上ない死に方だ

And if a ten ton truck

10トントラックが

Kills the both of us

僕ら二人を轢き殺しても

To die by your side

あなたのそばで死ねるなら

Well, the pleasure, the privilege is mine

それはありがたく光栄なこと

Oh, there is a light and it never goes out

There is a light and it never goes out

光がある、ずっと消えない光がある

There is a light and it never goes out

The Smiths

There is a light that never goes out 解説

There is a light that never goes outは日本で言う「ひきこもり」の気持ちを歌った曲かもしれなません。部屋にずっとひきこもって一人で色々悩みながら理想的な格好いい人に連れ出してもらうのを想像する歌です。

歌詞を書いたMorriseyは10代のころずっと部屋にいて、本を読んで、あまり友達がいなかったとインタビューでいいます。

でも、本当は出掛けたい、人と繋がりたい、イキイキしたところ行きたい、冒険、特に性的な冒険がしたいという思いがどこかにあります。

「内気な」「内向的な」若者の恋愛の悩みの光景をいくつかを描きながらもっと普遍的な題材も現れてきます。「生きる事」という題材です。

There is a light that never goes out タイトルの意味

まず題名を見てみましょう。

曲の題名のThere is a light that never goes outはいくつかの解釈ができます。「ずっと消えない光がある」という意味になります。

主に2つの解釈ができます。抽象的な解釈と逐語的な解釈。

抽象的な解釈としては「消えない光」というのは「希望」とか「生命」「愛」「美しさ」として捉えることができます。僕的には「消えない生命の美しさ、転じて希望」として解釈します。

でももっとまっすぐな解釈が出来ます。この部屋にひきこもっている語り手が「お出掛け」の話ししながら最初から最後まで部屋にいて、その人の部屋の光がずっと消えないという解釈もできます。

変えて、その純粋な解釈の方が面白いかもしれません。

でも、どっちかというと抽象的な解釈の方がありえると僕は思います。

証拠も一つあります。歌を作っていたにThere is a light that never goes outはthere’s a light in your eyes and it never goes outだったそうです。もともと「あなたの目に消して消えない光がある」という意味だったんですね。そういうふうになるともっとラブ・ソング的な感じになっちゃいますね。

英語の似ている慣用句

英語では「shining eyes」とか「sparkling eyes」と言ったら「人がワクワクしている、喜んでいる、イキイキしている」という意味になります。後で歌詞を見ていきたいとおもいますが「alive」「living」といったた「生きる」「生きている」という意味の単語何回か出てきます。

There is a light that never goes out の普遍的な意味

Morriseyがそれをやめてもっと普遍的なThere is a light that never goes out「ずっと消えない光がある」という風にあえて書き直したんです。

結局「生きる」「生きていきたい」というのが一番中心的なテーマだと思います。

もう一つ僕が面白いと思うのはこの題名になっているThere is a light that never goes outは曲の最後の最後まで出て来ないことです。後から付け加えた、貼り付けたように。歌詞の主体とほぼ無関係的に。

しかも実際にThere is a light that never goes outは言ってません。出てくる歌詞はThere is a light and it never goes outですね。ということは、歌の題名は一回も歌の中に出てこないですね。

There is a light that never goes out 歌詞意味を細かく解説

それでは歌詞一つ一つ見ていきたいと思います。

Take me out tonight

今夜僕を連れ出してよ

Where there’s music and there’s people

音楽があってたくさん人がいるところに

And they’re young and alive

若くて活き活きしている人がいるところに

1番から「alive」という言葉出てきますね。普段は「活き活き」しているのこと「alive」じゃなくて「lively」とかになるんですけどこの「alive」は「tonight」と韻を踏んでいます。まあ、普段聞かない言い回しの分、面白くなりますし。

Driving in your car

あなたの車に乗ってる時

I never, never want to go home

絶対家になんか帰りたくない

Because I haven’t got one anymore

僕にそんなところはもうないから

英語の「home」は日本語に訳しにくいですね。家、家庭、住まい、ふるさと、本場などなど色んな意味が入っている非常に豊かな言葉だから日本語にぴったり当てはまる単語はありません。「家」にしてしまうと「home」が持つ「落ち着いて入れる場所」「居場所」といったような意味合いが薄くなってしまいます。

日本語で「私は家がない」と言ったら「じゃ家を探したほうがいいですよ」ということになりますが、英語「I’ve got no home」といったら「居場所がない」というようなもっと深刻な問題があるニュアンスになってしまいます。

Driving in your car

あなたの車に乗ってる時は

男性が歌う恋愛関係の歌で「車に乗せてもらった時」という設定は珍しいですね。固定概念に過ぎないんですが、大体男性が車を運転して女性を向に行くのが定番ですね。この歌ではデートしているの二人の性別ははっきりしていないんですが、「若い男性が年上の女性に向かいに来てもらっている」か「男性が男性を向かいに来ている」と推定できます。モリシーは同性愛者ですから、後者の方が確率が高いでしょう。どっちにしろう、歌詞としてはちょっと新鮮で面白いですね。

Take me out tonight

今夜僕を連れ出してよ

Because I want to see people

だって人を見たいし

And I want to see life

生きているものを見たい

また「life」という単語が出てきますね。今度は「tonight」と「life」が韻を踏んでいます。

Driving in your car

あなたの車に乗ってる時

Oh, please don’t drop me home

お願いだから家に送ったりしないで

Because it’s not my home, it’s their home

あれは僕の家じゃなくて、奴らの家

And I’m welcome no more

もう僕を迎え入れてはくれない

この語り手住んでいる場所、住んでいる場所の一緒に住んでいる人相当気に入っていないようです。これはモリシーの家族でしょうか。インタビューでは「家族は優しい、特にお母さん」と言っていますから違う場所・人の話かもしれません。

And if a double-decker bus

もし二階建てバスが

Crashes into us

僕らに衝突してきたとしたら

To die by your side

あなたのそばで死ねるなら

Is such a heavenly way to die

この上ない死に方だ

And if a ten ton truck

10トントラックが

Kills the both of us

僕ら二人を轢き殺しても

To die by your side

あなたのそばで死ねるなら

Well, the pleasure, the privilege is mine

それはありがたく光栄なこと

盛り上がりのサビに入ります。日本で言う「心中」を思い出させます。「一緒に死ねたら幸いです」という褒め方は普通ないでしょう。相手が逆に引いてしまいそうです。

でもこの歌詞の具体さが素晴らしいだと思います。

「バスが衝突してきたら」じゃなくて「二階建てバス」ですね。特に重そう。もっと確実に死にそう。

「トラックに轢かれたら」じゃなくて「10トントラックに轢かれたら」ですね。10トンはどれだけ思いかよく分かりませんが試したくないんですね。

Take me out tonight

今夜僕を連れ出してよ

Take me anywhere, I don’t care

どこでもいいから連れてって どこでも構わない

I don’t care, I don’t care

構わない、構わない

とにかく「出掛けたい」という気持ちがよく伝わりますね。

And in the darkened underpass

暗がりのガード下で

I thought, “Oh God, my chance has come at last”

ああ神様、ついにぼくのチャンスが来たぞと思った

But then a strange fear gripped me

だけどすぐに変な恐怖に囚われ

And I just couldn’t ask

聞きたいことが聞けなかった

「暗がりのガード下」で何を聞きたかったんでしょうか。性的な何かを聞きたかったような感じですね。

歌の続きは前半を繰り返します。

この歌は若い内気な、内向的な人の恋愛の悩みを題材にしつつ「生きること」も問いかけます。非常に感情的で、正直で、興味深い内容だと思います。

e7319a946f928d455f2a4c9abc7c687c